春の涙

春の涙

 暑いと思っていたら急に寒く
無いぬくもりを探し求めていたところ
突然の雨が降ってきた。

 「寒い、悲しい、苦しい」

そんな思いが僕の体を駆け巡る。

 でも、次の瞬間にすべてが消え去ったのだ。
後ろから前から、横から。
あたたかな日差しを全身に浴びるように、
僕の心まで温めてくれた。

 思わず後ろを振り返る。
目に映らないソノ姿に、

そっと僕は涙を流した。

      (完)

 縦書きプラグインを試したくて適当に書いた何か
今度身内に作詞を依頼しよう。